ゲットラ通信 vol.15
創業75周年を迎える小平産業に行ってきました!
写真左から沼部専務、栗栖社長、ミハイル
ゲットラ編集チームのミハイルです!
中古トラックのお問合せで相変わらず人気のダンプやトレーラー。
「それならメーカーさんでは一体どんな状態なの?」というわけで、今回はダンプや平ボデー、各種トレーラーを製造・販売している老舗メーカー、小平産業株式会社さんにお邪魔してきました。
栗栖社長、沼部専務と終始穏やかにお話しさせて頂きました。
お二人は今でも、月に1度程は被災地に赴き、ダンプが正しく使われているか、何か困っていることはないか、見て回っているそうです。
栗栖社長のお言葉からは、内に秘めた意志の強さが感じられました。
また、今年は特に社員教育に力を注いでいるそうです。
創業75年!老舗メーカーの沿革
小平産業株式会社(栃木県小山市、以下小平産業)は今年創業75年を迎えるダンプ・平ボデー架装の老舗メーカーです。
昭和13年12月、小平重工業株式会社の商号で設立され、翌年には旧中島飛行機株式会社(現 富士重工業株式会社の前身)太田製作所専属の協力工場として飛行機部品の製造をされていたそうです。現在の商号『小平産業株式会社』は昭和20年に変更されました。
トラックやバス等の自動車ボデーの製造、諸機械器具の製造は翌昭和21年から開始され、代名詞ともいえるダンプトラックは昭和35年から製造されているそうです。
平成20年の排気ガス規制の代替え需要が一段落した頃に、経営の分岐点を迎えました。
リーマンショック等を受け、新車の販売台数も半分に減少する中で、競争激化するウィングボデーからの撤退を決意されたそうです。
「No.1の商品を作りたい!」という思いと、不採算部門からの撤退の決意により累損も一掃し、現在では一年先まで受注を抱えるV字回復を遂げました。
ダンプは納期まで一年待ち!?
社員一丸となって創ったトレーラ。
なんと2012年国内ダンプトレーラシェアNO.1を略奪!
小平産業の代名詞ともいえるダンプトレーラー。2012年には国内ダンプトレーラーシェアNo.1を獲得しました。
現在は、復興の需要も重なり、好調のダンプは納期まで一年待ちの状態だそうです。
ダンプボデーに使用するシリンダーや、その機能部品はもちろん、 PTOやトランスファーなどマシニングセンター、ライス盤その他の機器の組合せにより、各種機械部品の製作もされているそうです。
シリンダー
トランスファー
PTO
排水ポンプ用トランスファー